歳を取るにつれて、涙腺が弱くなってきました。
特にスポーツ系のドキュメントに弱い・・^^;
それは自分も真剣にスポーツをやってきて、そうとうな努力をした経験があるから。
人は歳を取ると涙もろくなるのは、経験が豊富になり、その人のバックボーンや気持ちが分かるようになるからです。
そして、最近泣いてしまった出来事。
それは山口県周防大島町で行方不明となっていた2歳男児を見つけたスーパーボランティア尾畠春夫さんの物語を見た時でした。
ただ単純に、なんて凄い人なんだと。。
夢でよしきちゃんを見つけたから、行ったら見つけることができるのではないかと、その朝すぐに出発したとのこと。
その行動力はもちろんのこと、夢に出るということは、そのことを真剣に考えていたからです。
大分に住んでいる、よしきちゃんとはまったく関係のない人がです。
ボランティアをしているときは、絶対に被災者から何ももらわない、被災者に余計な話はしない、被災者に安心してもらうよう目立つ服で名前を大きく書く、など多くの素晴らしい話がありますが、私の心に深く刻まれた言葉。
「ボランティアさせていただいている」という立場を忘れてはいけない。
私は、人が最も幸せを感じることができる瞬間とは、人から必要とされたり人から感謝されたり人から尊敬された時だと前から思っていました。
そしてそれを得るためには、より多くの力やお金が必要だと考えていました。
この瞬間をより多く味わうために、私自身も努力してきましたが、今回尾畠さんに教えてもらったことはまったく逆のことでした。
この瞬間を得るためには、力も金も必要ない、助けを求めている人に対して、自分ができることをやることだと。
しかも自分が動いて汗を流すことによって、よりそれを実感できるのではないかと感じています。
自分の中で尾畠さんは、ただ凄い人だなぁでは済ませることのできない人となりました。
今最も会いたい方ですし、いつか必ず会いたいと思います。
最後に、尾畠さんが座右の銘にしている言葉を紹介したいと思います。
「かけた情けは水に流せ。受けた恩は石に刻め」
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